Ingredient ·

シアノコバラミン

着色

シアノコバラミン(Cyanocobalamin)は、コバルトを含む水溶性のビタミンB12で、赤色〜ピンク色を呈する色材成分である。

分類
ビタミン類(コバラミン) / 水溶性
由来
発酵(微生物による生合成)
配合目的
着色
表示名例
シアノコバラミン(Cyanocobalamin)、ビタミンB12

シアノコバラミンの主な働き

シアノコバラミンは、コバルト原子を中心に環状構造(コリン環)をもつ赤色〜ピンク色の結晶性粉末で、水に溶けて鮮やかな赤色を呈する。化粧品ではこの発色を活かし、製品にほのかな色調を付与する着色目的の素材として配合される。微生物(放線菌など)の発酵培養により工業的に生産され、純度の高い結晶として精製される。光・熱に対して比較的不安定で、強い紫外線下では分解が進むため、遮光容器や安定化処方が採用される。医薬品領域ではビタミンB12製剤の有効成分として用いられるが、化粧品では着色目的の配合素材に位置づけられる。

化粧品での使われ方

化粧水、美容液、ジェル、シャンプー、トリートメントなど水系処方に配合され、製品にピンク〜淡赤色のニュアンスを与える色材として使用される。水溶性のため水相に均一に溶解しやすく、合成色素を使わずに自然な発色を演出する処方設計に採用される。光や熱で退色しやすいため、配合設計は剤形や処方によって異なる。