塩化アルキルトリメチルアンモニウムは、合成由来の陽イオン界面活性剤の総称。毛髪への吸着による帯電防止を目的に配合される。
塩化アルキルトリメチルアンモニウムの主な働き
四級アンモニウム塩構造をもつ陽イオン界面活性剤として働く。マイナスに帯電した毛髪表面に静電気的に吸着し、薄い被膜を形成することで摩擦を低減する設計で使用される。乾燥や摩擦で生じる静電気を抑え、指通りを整える目的に配合される。アルキル鎖の長さによりベヘントリモニウムクロリドやセトリモニウムクロリドなど派生成分が存在し、それぞれ吸着挙動と感触が異なる。
化粧品での使われ方
ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、洗い流さないアウトバストリートメントに、帯電防止と毛髪コンディショニングを目的として配合される。陰イオン界面活性剤と同一処方に組み込むと複合体を形成して機能が低下するため、処方設計で系統を分離するのが一般的である。