アルギニンは、塩基性を示す天然由来のアミノ酸。保水とpH調整を目的に配合される多機能型成分である。
アルギニンの主な働き
角層の天然保湿因子(NMF)を構成するアミノ酸の一つとして、水分保持に関与する。塩基性アミノ酸であるため、酸性に傾きやすい処方の中和剤として用いられ、pH調整を目的に配合される。カルボマー系増粘剤の中和や、酸性の機能成分と組み合わせる際の処方安定化を担う。塩基性アミノ酸として、酸性の機能成分と組み合わせる際の中和反応に関与し、処方全体のpHを使用感の良い領域へ整える役割を志向する処方設計で用いられる。毛髪領域では、毛髪のコンディショニングを目的に配合される。
化粧品での使われ方
化粧水、美容液、クリーム、シャンプー、トリートメントなど幅広い剤形に配合される。スキンケア(化粧水・美容液など)では保水とpHのバランスを取る役割を目的とし、ヘアケア(シャンプー・トリートメントなど)ではキューティクルを整える観点で配合される、という配合文脈の違いがある。配合設計は剤形や処方によって異なる。