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セタノール

乳化・処方安定基剤感触調整

セタノールは炭素数16の高級アルコールで、乳化安定と感触調整を担う処方基剤である。

分類
高級アルコール / 油溶性
由来
合成(ヤシ油・パーム油由来の脂肪酸を還元して得られる)
配合目的
基剤/乳化・処方安定/感触調整
表示名例
セタノール(Cetyl Alcohol)、セチルアルコール

セタノールの主な働き

常温で白色のロウ状固体として存在し、水には不溶で油相に溶ける油溶性の高級アルコールである。クリームや乳液の処方では油相成分として配合され、界面活性剤と組み合わせることで水相と油相を安定化する乳化補助の役割を担う。水中油型エマルションの粘度を高めて分離を防ぐ処方基剤として働き、塗布時にはなめらかな延びと適度なコクを与える感触調整剤としても使用される。塗膜形成により皮膚表面の水分蒸散を抑える設計に用いられることも多い。

化粧品での使われ方

クリーム、乳液、ヘアトリートメント、リンス、ファンデーション等の幅広い剤形に配合される。乳化系の安定化と使用感のコク出しを目的に油相へ組み込まれ、ステアリルアルコールとの併用で結晶構造を調整する処方設計が採られる。配合設計は剤形や処方によって異なる。