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クエン酸

収れん緩衝

クエン酸は、柑橘類由来のα-ヒドロキシ酸(AHA)。pH緩衝とキレート補助を目的に配合される水溶性の酸である。

分類
有機酸(α-ヒドロキシ酸) / 水溶性
由来
天然(柑橘果実、梅干し)/発酵(工業生産)
配合目的
pH調整/キレート補助/収れん設計
表示名例
クエン酸(Citric Acid)

クエン酸の主な働き

クエン酸は処方のpHを目的値に保つ緩衝剤として働く。水溶液中で解離し、酸とその共役塩基の組み合わせで弱酸性領域の安定化に関与する成分である。金属イオンに対するキレート補助として用いられる成分で、製剤中の微量金属を捕捉して酸化や変色のリスクを下げる設計で使用される。さらに収れんを目的とする処方にも組み込まれ、洗浄後のさっぱりとした使用感を整える役割をもつ。

化粧品での使われ方

化粧水、洗顔料、ボディソープ、シャンプー、トリートメントに広く配合される。pH調整剤として処方の安定性を支えるほか、キレート補助で防腐システムの働きを下支えする。配合設計は剤形や処方によって異なり、収れん訴求の化粧水では低濃度で使用されることが多い。