ジステアリン酸エチレングリコールは、エチレングリコールとステアリン酸のジエステル型ワックス成分である。
ジステアリン酸エチレングリコールの主な働き
常温で固体のワックス成分として、製剤中で微細な板状結晶を析出する。この結晶が光を反射することで、シャンプーやボディソープ特有のパール状の光沢と乳白色の乳濁感を生み出す視覚設計に使われる。融点を境に結晶構造が組織化するため、冷却工程の温度コントロールが仕上がりの輝度を左右する。あわせて油性成分として処方の粘度を上げる役割も担い、使用感のとろみ付与や保形性の調整に関与する。
化粧品での使われ方
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔フォームといった洗浄料の真珠光沢付与に多く配合される。乳化系のクリームや乳液で粘度・コク感を出す目的でも使われる。結晶化の進行で外観が変化するため、製造時の冷却プロファイル管理を前提とした処方設計が組まれる。