オクトクリレンは、UV-B領域の紫外線エネルギー吸収に関与する合成由来の油溶性紫外線吸収剤である。
オクトクリレンの主な働き
シアノアクリレート骨格をもつ化合物で、主にUV-B領域(およそ290〜320nm)の紫外線エネルギーを吸収する成分である。吸収したエネルギーを熱として放散する作用が知られており、日焼け止め処方の紫外線吸収剤として使われる。また、光で分解しやすい他の紫外線吸収剤と組み合わせた際に、処方全体の光安定性を志向する設計で使用されることがある。あわせて、メイクアップ製品や日焼け止めの色材・油剤が紫外線によって退色・変色を抑える設計で使用される。
化粧品での使われ方
日焼け止め、UVケア処方のファンデーションや下地、口紅、ヘアケアのUVスプレーなどに配合される。油溶性のため油相に溶解し、他のUVフィルターと組み合わせて紫外線吸収スペクトルを補完する設計で採用される。配合設計は剤形や処方によって異なる。