Ingredient ·

トレオニン

保湿

トレオニンは、角層の保水に関与する水溶性の必須アミノ酸である。

分類
アミノ酸 / 水溶性
由来
合成または発酵
配合目的
保湿
表示名例
トレオニン(Threonine)、スレオニン

トレオニンの主な働き

トレオニンは、ヒトの体内で合成できない九種の必須アミノ酸のひとつで、水酸基(-OH)を側鎖にもつ親水性のアミノ酸である。この水酸基が水分子と水素結合を形成しやすく、角層の水分保持に関与する天然保湿因子(NMF)の構成成分のひとつとして知られる。化粧品処方では、他のアミノ酸(セリン、グリシン、アラニンなど)と組み合わせることで、角層のしなやかさや柔軟性に関与する保湿設計に用いられる。皮膚表面で吸湿し、乾燥環境下での水分蒸散を緩和する目的で配合される。

化粧品での使われ方

化粧水、乳液、美容液、クリーム、シートマスクなど幅広い剤形に、保湿成分として配合される。シャンプーやトリートメントでは、毛髪のしなやかさを整えるコンディショニング目的でも採用される。単独配合よりも複合アミノ酸処方の一成分として組み込まれる設計が多い。