チミンは、DNAを構成するピリミジン塩基のひとつであり、核酸関連成分として位置づけられる水溶性化合物である。
チミンの主な働き
チミンは、アデニンと相補的に対をなすピリミジン塩基として、DNA鎖の構造単位を担う化合物である。化粧品処方においては、核酸関連成分として皮膚コンディショニングを目的に配合される。なお、DNA中で隣接するチミン同士に254nmの紫外線が当たると共有結合が生じ、チミンダイマーと呼ばれる二量体構造が形成されることが知られている。この知見は紫外線とDNA損傷の関係を示す代表的な例として、皮膚科学・光生物学の領域で広く参照されている。
化粧品での使われ方
チミンは化粧水、美容液、クリームなどに核酸関連成分として配合され、皮膚コンディショニングを志向する処方設計で使用される。単独で前面に立つことは少なく、他の核酸塩基やヌクレオチド類とともに組み合わせて配合される場合が多い。配合設計は剤形や処方によって異なる。