Ingredient ·

トリエトキシカプリリルシラン

感触調整粉体表面処理

トリエトキシカプリリルシランは、粉体の撥水表面処理に用いられる油溶性の有機ケイ素化合物である。

分類
シリコーン誘導体 / 油溶性
由来
合成(有機ケイ素化合物)
配合目的
粉体表面処理/感触調整
表示名例
トリエトキシカプリリルシラン(Triethoxycaprylylsilane)

トリエトキシカプリリルシランの主な働き

カプリル基(炭素数8のアルキル鎖)とエトキシ基をケイ素中心に持つシラン化合物で、酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄などの顔料や体質顔料の表面を疎水化する処理剤として働く。粉体表面のヒドロキシ基とシラン部位が結合し、外側にアルキル鎖が並ぶことで、粉体は水を弾き油性媒体になじむ。これにより顔料の分散性と耐水性が向上し、汗や水による化粧崩れに配慮した処方設計に用いられる。粉体間の摩擦も低下するため、伸びの軽さやなめらかな感触調整にも関与する成分である。

化粧品での使われ方

主にファンデーション、日焼け止め、フェイスパウダー、口紅などに配合され、粉体の撥水化と感触の軽量化を目的とする。ウォータープルーフ処方や紫外線散乱剤を含む剤形で採用されやすく、処理済み粉体としてあらかじめコーティングした状態で処方に組み込まれる。