ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースは、セルロース由来の半合成高分子。増粘と処方安定を担う。
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの主な働き
セルロース骨格にメチル基とヒドロキシプロピル基を導入したうえで、長鎖アルキルであるステアリル基を一部に結合させた疎水変性型のセルロースエーテルである。水相に溶解して粘性を付与しながら、長鎖アルキル部が会合構造を形成することで、水中油型エマルションや顔料分散系の安定化に関与する。粉体に対しては表面に被膜を形成し、撥水性と分散性を整える粉体表面処理剤としても用いられる。
化粧品での使われ方
化粧水、乳液、美容液、クリーム、日焼け止め、ファンデーションなどに増粘剤、エマルション安定剤、粉体表面処理剤として配合される。配合設計は剤形や処方によって異なるが、塩や界面活性剤との相互作用で粘度が変動するため、処方系全体のバランスを見て選定される。とくにメイクアップ製品では粉体への被膜形成によって耐水性や使用感の調整にも関わる素材として位置づけられる。