ミツロウは、ミツバチが巣作りに使うロウを精製した動物性ワックスである。
ミツロウの主な働き
パルミチン酸メリシルをはじめとするロウエステル、遊離脂肪酸、炭化水素を主成分とし、融点が60〜65℃前後で常温では固体となる油性基材として働く。皮膚表面に均一な被膜を形成し、水分蒸散を抑えるエモリエント機能を担う処方原料となる。スティック製品では油性成分を保持する骨格を形成して形状を安定化させ、クリーム類では油相の硬度を上げて使用感を整える設計で配合される。古来コールドクリームの乳化助剤としても用いられてきた。
化粧品での使われ方
口紅、リップクリーム、ヘアワックス、スティックファンデーション、コールドクリーム、軟膏基剤など固形・半固形製品の基材として広く使われる。手作りコスメや天然志向の処方でも採用例が多い。配合設計は剤形や処方によって異なる。