セラミドは、角層の細胞間脂質を構成するスフィンゴ脂質。保湿とバリア機能サポートを目的に配合される。
セラミドの主な働き
セラミドは角層細胞間脂質の主要構成成分であり、脂質ラメラ構造の形成に関与する。スフィンゴイド塩基と脂肪酸がアミド結合した分子構造をもち、水分子を層間に保持することで角層の保水を担う。保湿の観点では水分蒸散の抑制を目的に配合される。バリア機能サポートの観点では、外的刺激に対する角層の防御環境を整える処方設計に用いられる。ヒト型(NP、AP、EOPなど)は天然セラミドと類似構造で、なじみのよい設計を志向する処方に採用される。
化粧品での使われ方
化粧水、乳液、美容液、クリーム、マスクに幅広く配合される。保湿・角層コンディショニング目的での採用が中心で、敏感肌向けや乾燥肌向けの処方に組み込まれることが多い。油溶性のため、乳化処方やリポソーム化など分散設計が用いられる。配合設計は剤形や処方によって異なる。