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パラオキシ安息香酸エステル

処方安定防腐

パラオキシ安息香酸エステルは、化粧品の防腐を目的に配合される合成系の有機酸エステルである。

分類
防腐剤 / 両親媒性
由来
合成(パラオキシ安息香酸とアルコール類のエステル化)
配合目的
防腐/処方安定
表示名例
パラオキシ安息香酸エステル、パラベン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン

パラオキシ安息香酸エステルの主な働き

水分を含む処方で繁殖しうる細菌・真菌・カビに対する増殖抑制を目的に配合される防腐剤である。アルコール部位の炭素鎖長によりメチル、エチル、プロピル、ブチルなどの種類があり、炭素鎖が長くなるほど油溶性が高まりカビ・酵母に対する作用が強まる一方、水溶性は低下する。そのためメチルパラベンとプロピルパラベン、あるいは複数種を組み合わせ、水相と油相の両方で防腐域をカバーする処方設計が採用される。化粧品の長期保存性と微生物汚染リスクの低減を目的に用いられ、化粧品防腐剤として長い使用実績と安全性評価の蓄積がある。

化粧品での使われ方

化粧水、乳液、美容液、クリーム、シャンプー、トリートメント、洗顔料、ファンデーションなど水分を含む幅広い剤形で防腐目的に配合される。複数のパラベンを併用して水相・油相両方の防腐域をカバーする設計が一般的で、配合量は剤形や処方によって異なる。