Ingredient ·

ソルビン酸

処方安定防腐

ソルビン酸は、合成不飽和脂肪酸の一種。化粧品の防腐・処方安定を目的に配合される白色結晶粉末である。

分類
脂肪酸 / 水溶性
由来
合成
配合目的
防腐/処方安定
表示名例
ソルビン酸(Sorbic Acid)

ソルビン酸の主な働き

ソルビン酸は、カビ・酵母・一部の細菌の増殖を抑える防腐成分として配合される。分子内に共役二重結合をもつ不飽和脂肪酸で、未解離型(分子型)が微生物の細胞膜を通過し、細胞内の酵素活性に関与することで増殖を抑制する設計で使用される。pHが低いほど未解離型の比率が高まり防腐機能が働きやすいため、弱酸性〜中性域の処方で組み合わせられる。単独よりもパラベン類や他の防腐成分との併用で配合されるケースが多く、処方全体の安定性確保を目的とする。

化粧品での使われ方

化粧水、乳液、クリーム、シャンプー、トリートメントなど水分を多く含む処方で防腐目的に配合される。化粧品基準において配合上限は0.5%とされている。この範囲内で剤形や処方pHに応じて添加量が設計される。アルカリ域では防腐機能が低下するため、酸性側に調整された処方で組み合わせられる。