カルボマーは、アルカリ中和で透明ゲルを形成する水溶性の合成ポリマーである。
カルボマーの主な働き
白色の微粉末で、水に分散させた段階では酸性を示し粘度が低い。水酸化ナトリウムやトリエタノールアミンなどのアルカリ剤で中和するとポリマー鎖が広がり、透明度の高い粘性ゲルを形成する。少量で水相の粘度を引き上げる増粘作用に加え、油滴や粉体の沈降を抑えて分散状態を保つ働きをもつ。塩類や強い電解質、酸性域では粘度が低下する性質がある。
化粧品での使われ方
化粧水、ジェル、美容液、クリーム、洗浄料、日焼け止めなどに配合され、テクスチャー設計とゲル化、乳化系の安定化を目的とする。塩や電解質の影響を受けるため、配合順序や中和剤、共存する高分子との組み合わせで処方設計される。