キサンタンガムは、微生物発酵で得られる水溶性多糖類。増粘・乳化安定を目的に配合される高分子である。
キサンタンガムの主な働き
キサンタンガムは、グルコース・マンノース・グルクロン酸からなる三糖の繰り返し構造をもつ高分子多糖類。水に溶解すると分子同士が会合し、低濃度でも高い粘度を発現する。せん断応力下で粘度が低下し、静置すると元に戻るチキソトロピー性をもつため、塗布時の伸びと静置時の形状保持を両立できる。乳化系では油滴の沈降・合一を物理的に妨げる安定化に関与し、不溶性粉体や顔料の分散維持にも用いられる。pH・温度・塩濃度に対して比較的安定な挙動を示す高分子である。
化粧品での使われ方
化粧水、美容液、ジェル、クリーム、マスク、洗顔料、シャンプー、ファンデーションなど幅広い剤形で、増粘剤・乳化安定剤・分散剤として配合される。使用感のとろみ付与や粉体・顔料の沈降防止が主な目的。配合設計は剤形や処方によって異なる。