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ジステアルジモニウムヘクトライト

増粘

ジステアルジモニウムヘクトライトは、粘土鉱物ヘクトライトを四級アンモニウム塩で有機変性した油溶性増粘剤である。

分類
有機変性粘土鉱物 / 油溶性
由来
半合成(鉱物ヘクトライト+ジステアリルジモニウムクロリド処理)
配合目的
油相増粘/顔料分散安定/チキソトロピー付与
表示名例
ジステアルジモニウムヘクトライト(Disteardimonium Hectorite)

ジステアルジモニウムヘクトライトの主な働き

層状構造をもつヘクトライトの陽イオン交換サイトに、ジステアリルジモニウムクロリドを吸着させて有機変性した粘土鉱物である。油相中で層間がふくらみ、三次元的なネットワーク構造を形成することで油性成分の増粘に関与する。せん断応力に応じて粘度が変化するチキソトロピー性を示し、容器内では高粘度を保ち、塗布時には流動性を発揮する設計に用いられる。顔料や紫外線散乱剤を油相中に均一に分散させ、沈降や凝集を抑える分散安定化にも関与する。

化粧品での使われ方

日焼け止め、リキッドファンデーション、口紅、油性クリーム、メイクアップベースなど油相を含む処方に配合される。極性調整剤(プロピレンカーボネート、エタノール等)と組み合わせて膨潤を活性化させる処方設計が採られ、配合量や極性調整剤の比率により仕上がりの硬さと使用感が調整される。