オレイン酸ソルビタンは、ソルビタンとオレイン酸を結合した油溶性の非イオン界面活性剤である。
オレイン酸ソルビタンの主な働き
ソルビトールを脱水して得られるソルビタンに、オレイン酸をエステル結合させたソルビタン脂肪酸エステルである。いわゆるスパン系(Span 80)として知られ、HLBが低い側に位置するため油相に親和性が高い。水と油を混ぜ合わせるW/O型(油中水型)乳化の主乳化剤として配合され、油相に水滴を分散・安定化する役割を担う。非イオン性のためイオン性成分との相互作用が起きにくく、処方全体の安定設計に寄与する。
化粧品での使われ方
クリーム、乳液、メイクアップベース、日焼け止め、クレンジングなどに乳化安定剤として配合される。特に油相比率の高いW/O処方やバーム状の剤形で主乳化剤の役割を担う。HLBの異なる乳化剤と組み合わせて目的の乳化型を設計する処方が多い。