ステアレス-20は、ステアリルアルコールにエチレンオキシドを付加した非イオン界面活性剤である。
ステアレス-20の主な働き
ステアリルアルコール(炭素数18の高級アルコール)にエチレンオキシドを約20モル付加した構造をもち、親油基と親水基をあわせ持つ両親媒性の界面活性剤として働く。水相と油相の界面に並んで界面張力を下げ、水中油型(O/W)の乳化を安定させる役割を担う。エチレンオキシド付加モル数が大きいことで親水性が高く、HLB値の高い乳化剤として、低粘度から中粘度の乳液設計に組み込まれる。イオン性界面活性剤と比べてpHや電解質の影響を受けにくく、他成分との配合自由度が広いことも処方設計上の特徴である。
化粧品での使われ方
乳液、クリーム、美容液、日焼け止め、洗い流さないヘアトリートメントなど、油性成分と水性成分を共存させる剤形で乳化剤として配合される。低HLBの乳化剤(ステアレス-2など)と組み合わせて目標HLBに調整する処方設計が採用される。配合設計は剤形や油相組成によって異なる。